久しぶりに犬の散歩に行ってみる
45.退院後、初めてひとりで絹の散歩に行ってみました。
杖を持って出かけましたが、杖をカツカツさせて歩くと犬が怖がって散歩にならないため、杖は持って歩くことになりました。
ただ、うちの犬は大型犬なので結構歩く支えになります。リードを持っていると軽く引っ張ってくれているようで歩きやすいです。
これならば犬の散歩には杖は不要です。
散歩コースは、犬が覚えてくれているようで、引っ張って案内をしてくれます。
1ヶ月ぶりくらいの犬の散歩ですが、散歩コースの記憶がありません。何となく通ったことがあら道だなと思いながら、犬に道案内をしてもらいました。
だいたい1時間くらいの散歩でしたが、ぐったり疲れました。
まだ体力も回復してないみたいです。
記憶が少し飛んでいることがとても気になりましたが、地道に回復を待ちます。
犬にに引かれてフラフラ歩いていたと思いますが、久々の犬の散歩はとても楽しかったです。
44.退院日
救急車で運び込まれ、小脳出血の手術を行ってもらった当病院を退院の日となりました。
急性期入院は、大体1ヶ月での退院となるそうです。
これは次から次へと救急車で運び込まれる急性期患者さんの治療のためで、私はこの後回復期ということでリハビリ専門病院に入院予定です。
退院の際もまだ1人で歩くことができず、嫁さんの肩を借りての退院でした。
嫁さんの運転で自宅に帰ります。
車の後席に乗り込み病院を出発しましたが、座席に座ったままでは気持ちが悪いため、後席に寝転んでの帰宅でした。
こんな状態で家に戻って、生活できるのだろうかという疑問で頭が一杯になるのですが、やはり1ヶ月ぶりに家に帰れるのは嬉しいです。
一番嬉しかったのは、飼い犬に会えたことです。犬の方も嬉しさをめいいっぱい尾っぽをブルンブルン振りながら現してくれるにで、掛け値無しに和みました。
リハビリの苦労も、犬に会える日を楽しみに頑張っていたような気がします。
リハビリ専門病院のベッドが空くのが2週間後ということで、それまでは自宅で待機となります。
家の中での移動もしんどいため、歩行の補助に杖を買ってきてもらいました。
杖が有るのと無いのでは、歩行の楽さが全く違います。
家の近所を杖をつきながらうろちょろするのは何となく恥ずかしいのですが、背に腹は変えられません。
杖にもご近所さんの目にも、ゆっくり慣れていこうと思います。
43.友の見舞い
今日は大分からわざわざ友達が見舞に来てくれました。
約5年ぶり位で顔を合わせましたが、同い年とは思えないくらい若く見えました。
これは、私が老けたんでしょう。最近気になっていましたが、白髪が急に増えました。
心労でしょうか?
小学校から高校までを一緒に過ごした友で、こんな状態を見られるのが恥ずかしいと思っていましたが、とても心配してくれていたらしく、色々昔話もできてとても楽しい時間が過ごせました。
過去の記憶が無くなっていないことも確認でき、そのことでもホッとできました。
大分から山口へバイクで来てくれていて、このまま又帰るそうです。
若くみえるとはいえ、もう五十過ぎです。
あまり無理をしないで無事に友が帰りつくことを祈ります。
実は私は、この友達の仲人です。
今までの仲人経験は、彼のみですがもう二度と仲人は引き受けません。
単に新郎新婦の横に座っとけばいいものと思ってましたが、とんでもありません。式場関係者との打ち合わせもあるし、緊張するし、大変な思いをしました。
最近の若い人は、結婚式で仲人をたてなかったり、結婚式そのものをしなかったりする風潮みたいです。
今まで会社の部下が数人結婚をした際も、全て仲人がいない結婚式でした。
人前結婚式などというみたいですが、慣れると不思議と違和感ありませんでした。
友達が帰ってから、中学時代の事を色々と思いだいました。
この辺りの記憶は残っているみたいで少し安心しました。
42.久々の散髪
入院後初めての散髪をすることになった。
散髪の予約をすれば、この病院では散髪屋さんが病院まで来てくれるそうです。
考えてみたら、急性期入院をしていた時も、今のリハビリ入院中も、散髪は一回もしていません。
入院しているので身だしなみに気を遣わなくて良いというのもあるのですが、髪は伸び放題です。約3ヶ月ぶりの散髪になります。
散髪をしてもらいました、
さっぱりとしましたが、散髪がとても気持ち悪かったです。
頭を触られたいると何だか気持ちが悪いです。耳元辺りで鳴るハサミのカチャカチャという音も気持ちが悪く感じます。
こんなことにも小脳出血の影響があるのかと、改めて気がつきました。
次に散髪をするまでに症状が治まってくれるといいんですが。
41.久々の病院周りのリハビリ散歩
今日のリハビリは、作業療法士さんと一緒に病院周辺の2キロコースの散歩です。
病院の周りには田んぼが多く、用水路が沢山あります。
散歩コースも用水路のそばを通るコースとなっています。
病院の中などで普通に歩いている時には気になっていなかったのですが、用水路の
そばを歩いていると、何故だか用水路の方に自然と寄って行ってしまいます。危うく落ちそうになりました。
少し離れたところを歩くのは平気なのですが、意識して少し用水路の方に寄って歩いてみようとしても、今度は寄ることができません。
まるで用水路と私が磁石で反発しているかのような感覚です。
一緒に歩いてくれている作業療法士さんにその事を話しましたが、小脳出血の場合にそのような症状の出る患者さんもいるという事です。
もともと真っ直ぐ歩けていないので、そのせいもあるのでしょう。
コースの途中に道を横断するところがあります。
クルマのは殆ど通らないような道ですので安全なのですが、道を横断して車道から歩道に行こうとした際に、車道と歩道の境目にある縁石を跨げませんでした。
縁石を跨げるほど足が上がりません。
これには自分でもビックリでした。
仕方ないので十メートル程先の横断歩道部分の
縁石の無いところから歩道に入りました。
頭で考えた通りに体が動いてくれません。
頭と体の動きのギャップがとても大きく感じます。
そこを理解して行動しないと危ないと、自分に言い聞かせます。
なんとか2キロを歩き、病室に戻りました。
汗びっしょりです。
今は2キロを歩くのが限界みたいです。
40.階段の昇り降り
今日は、病院の階段を一階から3階まで歩いて昇り、3階の病室前の廊下を通って向こうの階段を1階まで降りました。
階段を昇ることはそんなに苦痛ではなかったです。
3階の病室前の廊下を通りましたが、何か異様な雰囲気が漂っている感じがしました。
この病院は5階まで病室がありますが、重篤な方ほど上の階に入院しているそうです。
何か2階の廊下とは雰囲気が違います。
廊下を通り抜け、階段を1階まで降りました。
降りることはできましたが、一歩一歩が胃に響く感じがしてとても気持ち悪くなりました。
階段を降りていて、もう一段あると思ったらなかった場合の胃に響くような感じが、階段を降りる一歩一歩ズシンと胃に響きます。
こういうのも小脳がうまくコントロールしてたんだなと、変に感心してしまいました。
これは慣れることができるのか、自信ないです。
39.片足で立たない
今日は、目をつぶって片足で立てるかというテストをしました。
自分でもビックリ、両足とも2秒立っていられませんでした。
これでは真っ直ぐ歩けないのも当たり前と思いました。
小脳が壊れて平衡感覚がないということは理解していたつもりでしたが、運動オンナになってしまったというイメージしかなかったのですが、単にそれだけじゃないみたいです。
どんな後遺症が残ってるんだろう、
怖いな。