小脳出血から立ち直る

小脳出血なるものになってしまった。なった人でなければ理解できない色々に立ち向かいます。

1.初めての救急車!

日曜日の朝でした。

 

トイレに行きたかったのか、吐きたかったのかを忘れてしまいましたが、布団の上で目が覚めたら、そのあと立ち上がることが出来ませんでした。

 

布団から起き上がろうとはしたのですが、天地が分からないというか、無重力状態みたいな変な感覚で立ち上がることが出来なかったので、仕方なしに這ってトイレに向かいました。

 

私の寝ていた部屋からトイレに行くには台所を突き抜けるのですが、どうも台所まで這っていったところで気力が萎え、そのまま休憩というか横たわっていました。

当時、家には私、長女、長男、犬の3人+1匹が生活をしていました。

離婚をしてこのような家族構成になっていたわけではなく、まず私が山口県から犬と一緒に単身赴任をしていた先に、長女が専門学校の入学、長男が高校入学のためにその年の春から同居を始めていた状態です。

うちの家族の残り(妻と次女ですが)は、次女の学校があるため、そのまま山口県に住んでいる状態でした。

 

家族紹介はこのくらいで、話を戻します。

 

台所で寝ていた(私は休憩していた)私を長女が見て、「救急車呼ぼうか?」と聞いてきたので、「呼んで!」とお願いをしたことは覚えています。その後救急車が来るまでの記憶はほとんどありません。ただジッとしていただけのような気がします。

 

暫くすると(10分くらいかな)救急隊員の方が2名来られました。

タンカのようなものに乗せられて救急車へ運ばれ、初搭乗となりました。長女が一緒に救急車に乗り込むことになりました、

長男は家で留守番+犬の世話担当です。我が家の犬は室内犬ですが、大型犬です。

救急隊員さんが家に来た時も、結構大変だったらしいです。いろいろ手間がかかります。

 

救急車の中でも、救急隊員さんはいろいろと問いかけてこられ、それに答えていたら病院へと到着しました。

問いかけられていた内容は、名前とか歳とかの簡単なことばかりですが、これは患者に意識を保ってもらうためだそうですね。

 

私の意識は病院に着くところまでで、その後目が覚めるまでのいろいろな所は、いろんな人から後々に聞いた内容となります。