30.お風呂は楽しい
私は今までお風呂嫌いでした。
風呂に入らなくて不潔というのではなく、風呂に入ったら頭と体をさっさと洗って湯船に浸かったら直ぐに出るというカラスの行水パターンでした。
出身は大分市で、みなさんご存知の別府や湯布院温泉がすぐ近くですが、全く興味ありませんでした。
リハビリ病院での1人での入浴検査は通過してるので、1時間の風呂場貸切です。
先ず服を全部脱ぎます。
椅子に座ってでないと上下脱げませんでした。立ったままだとフラフラします。
靴下を脱ぐのに悪戦苦闘しました。
風呂場に入り、先ず髪を洗います。
シャワーでお湯を出して、シャンプー使ってですが、頭を洗うと気持ちが悪くなりました。頭を押さえたりすると気持ち悪くなります。
後日退院後、帽子をかぶっても気持ち悪いことに気がつきました。帽子の趣味がなくって良かったです。
体も洗って、タップンタップンにお湯が張られた湯船に入ります。
あちこちに備え付けられている手すりが、非常に効果的に役に立ってくれます。
つける場所など、よく考えられてるなとつい感心してしまいました。
肩までお湯に浸かります。
今までならは直ぐに出てしまうのですが、今は違います。
お風呂がとても気持ちいいと感じるようになってます。
私の母親は後期高齢者「75以上」で健在ですが、温泉好きです。
今はその気持ちがすごく良く理解できるようになってます。
風呂から出て、体を拭いてから着替えをします。
これも重労働でした。
ただ気持はスッキリです。
次の入浴日が楽しみになりました。