小脳出血から立ち直る

小脳出血なるものになってしまった。なった人でなければ理解できない色々に立ち向かいます。

38.今日の病院食

病院での食事にもメニュー表があります。

大概期待してはいないのですが、たまに嬉しいメニューが載っている時があります。

 

ただ、患者によって一品変更されたり、特別職だったりして、メニュー通りのものが食べられなかったりします。

私は食事制限を受けていないので基本的には何でも食べられるのですが、味全般が薄いので逆に食べるのに苦労しています。

食事の時はスタッフさんが結構大人数で患者さんを見守っています。

向かいで食事をしているおばあさんは、半空間無視という後遺症が脳梗塞後に残っていて、左側にある物が見えているんだけど認識できないという、言葉では説明しずらい症状があります。

左側に置いてあってもそれが箸と認識できず、一生懸命キョロキョロと箸を探しています。

 

滑稽に見えるのですが、本人にとっては笑い事ではありません。

以前は分かりもしなかったですが、その苦労などがわかるようになって来ています。

 

昔のことですが、嫁が妊婦だった時一緒に歩いていて、世の中には妊婦さんがこんなにいるんだと驚いたことを思い出しました。

自分の状況に合わせて目に飛び込んでくるもの、頭が認識する物が変わっているんでしょう。

 

人間は凄いと改めて感じます。私の広く浅い数々の障害もなくなっていってくれればいいんですが。

リハビリ頑張ろっと。