小脳出血から立ち直る

小脳出血なるものになってしまった。なった人でなければ理解できない色々に立ち向かいます。

10.7 家族の事 犬 その7

お医者さんからのお話です。

 

アルさんの状態は、患部も広く脇のリンパ線にがん細胞が詰まっててリンパの通りが悪くなり、足が腫れたりしています。

生命を第一に考えるなら、左前肩のところからの切断が一番確実です。

 

何てひどい、決心できません。

隣にいて一緒に聞いていた嫁さんは、予想通りの大泣きです。

 

今回診療していただいた事で、抗がん剤治療では、良くはならない。今の患部の状態では外科手術は無駄。放射線治療での効果はあまり見込めない。

ということがわかりました。

 

お医者さんはノートパソコンで、足を切除した犬の動画を見せてくれました。

左前脚を切除した土佐犬でしたが、首を上下に振ってバランスを取りながら懸命に歩いていました。

それを見た私は、アルさんにこうなって欲しくないとしか思えませんでした。

 

アルさんは今9歳です。まだまだ寿命はあると思いますが、、、

 

とりあえず先生にお礼をいって、家に帰りました。来週のかかりつけ病院に行くまでには何らかの決断をしないといけません。

帰りの車の中で、嫁さんは、「足を切ってでも、寝たきりになっても長く生きて欲しい」と言いました。同じ気持ちは私にも当然ありますが、どうしても三本足になったアルさんが想像できません。

 

私は足を切るのは反対です。アルさんに直接聴ければ良いんですが、答えは多分、「足を切るのは嫌だ」と答えると思っているからです。

 

正しい答えは無いような気がするので、家族で多数決かなとか思っています。

 

まだ結論は出ていません。